1974-05-09 第72回国会 参議院 文教委員会 第12号
○政府委員(岩間英太郎君) いま見ておりましたのは、前の資料を見ておったわけでございまして、ただいま先生が御指摘になりましたような点につきましては、第九十二帝国議会の貴族院の本会議で澤田牛麿議員が反対の演説をやっておりまして、その中に、人間には一個人としての資格と国会社会の組織の一員としての資格と二つあるのであるが、この案には「主として個人完成と云ふことに重きを置かれて居るやうであつて、國家社會の一員
○政府委員(岩間英太郎君) いま見ておりましたのは、前の資料を見ておったわけでございまして、ただいま先生が御指摘になりましたような点につきましては、第九十二帝国議会の貴族院の本会議で澤田牛麿議員が反対の演説をやっておりまして、その中に、人間には一個人としての資格と国会社会の組織の一員としての資格と二つあるのであるが、この案には「主として個人完成と云ふことに重きを置かれて居るやうであつて、國家社會の一員
○鍛冶委員 司法保護事業や行刑保護功勞者に政府竝びに國會において、その隠れたる功勞を顯彰の道を開かれんことを希うの件、理由は、およそ國家社會の治安維持上、處罰制度の必要なることは、喋々を要せぬところであります。しかれども、この處罰をば、ほとんど終生にわたるがごときは、かえつて社會の安寧向上をはかる下策でありまして、それ人として最も尊きは悔い改むる人に對し、恕する襟度にあります。
思うのでありますが、世間ややもしますというと、食うことができないのならば、生活保護法を適用して生活保護を受けたらどうか、というようなことも言われるのでありますけれども、われわれの常識からいたしますならば、かつての地方の指導者であり、教育者でもあり、官吏であつて、そうして一般から尊敬されておつた者が、いわゆる生活困窮者として扱われることは、本人の氣持においてもこれを許さないでありましようし、私ども國家社會
長い間國家社會のために貢献した人々が、その老後の生活を恩給に託して細々ながらも何とか安定した生活をしたいと念じておりましたのも、今やまつたく一朝の夢と化しまして、今日いかに悲惨な生活をしているか想像に餘りあるものがあるのであります。今日の時代におきまして一箇年にわずか千圓や二千圓の恩圓がはたして生活のたしになるでありましようか。それはほとんどゼロにもひとしいものであると思うのであります。
今日の食糧事情より見て、國家民生の一大損害たるは言うまでもなく、一度慘禍に襲われんか、流域約七萬住民の再起はすこぶる困難にして、國家社會に多大の迷惑を相かくるは火を見るよりも明らかであります。前述のごとく出水時の流水量の急に増せる現在、その危險は正に焦眉の急に迫つてゐると言わねばなりません。
今日の日本タイムスには、コンミユニテイ・チエストの運動が行われようとしておることが報ぜられ、この日本にも民主主義が具體的に確固とした足場をもち、日本の社會的幸福に對して、民主主義的責任觀が生長してきたのを賞めておるが、健康な人生を國家社會のめに働き通してきた國民は、失業や、病氣や、老年においては、無力な個人の貧弱な恩惠にすがることなく。
私共夫婦はそれこそ男女間の私的な關係で結ばれておるので、それを公の問題にするということは、それは内々に片付けたらよいというような論も今まで出ておりましたけれども、併し夫婦が作つております家庭というものは、これはいわゆる國家社會の基礎になるものでございますから、この家庭を破壞するということは、結局は社會や國家を破壞するということになるので重大な問題だろうと思つております。
郵便年金は國民の厚生とかあるいは國家社會の圓滿なる發達のために設けられたことは申すまでもないのであります。請願書を提出された田上氏のように、相當の御年輩であり、しかも病人あるいは精神病者の妻などを扶養しておる人、この實情に照らしましては、前記の請願の御趣旨をそのまま認めてあげたいということは、同感の至りなのであります。
この列車事故が非常に多くなつた、これも報告されてありまするが、國家社會に對しまして鐵道の公益性を失墜するのは、この運轉事故でありますが、特に人命財産に關する重大問題は特にお互いに吟味し、この原因についても十分調査してやらなければならんと思いますが、この件數が昭和十一年を一〇〇%といたしまして、昭和二十一年度が件數において二、三倍になつておる。列車キロは走行キロ當が三十倍となつております。
只今御指摘になりました點は實に御尤もな點でありまして、すべて國家、社會、人類の生存の上には、法を作るよりも先ず法を作らずして國民が平和に生きていくための制度及びこれに對する施策を行うということが國家社會上の施策だといつも考えておるのであります。
國家社會の發展の上から見ると、むしろ退歩するという結果を導きやすいように思われるのであります。そこに今後の立法政策のあり方として、私どもは相對的に考えて、いたずらに新奇を好むというような行き方は、嚴に愼しまなければならぬと考えておるのであります。
そこには國家、社會、個人全體の總和、いわゆる中庸的な立場においてことを考え、かつ制度を生み出していくところに、特に日本のこれから進むべき政治、經濟、思想の據點があるのであります。わたしはそれを法律の上に適用した場合、かかる賠償法においてはその中庸的な推定過失主義が、思想的も近代的であり、かつ妥當である。そこに本修正案のまた理由ありと確信するものであります。
していくという態勢は今後におきまして一層急速に進めてまいらなければならないものと考えておりまするが、さいわいこの事業に關係しておられます業者の方々も、この方向におきまして一段の努力を自發的にしてもらえるような態勢に相なつておると存じますので、私どももこういう方面から官廳側といたしまして協力してまいりまして、重要物資の輸送確保、從いまして經濟危機突破の態勢下におきまして、自動車の運送事業者が輸送の面から國家社會